学校・父母の皆様を支援し、子ども達の理想の通学路を提案する専門家です。

仕事をするに当たって


なぜ今、通学路なのでしょうか?

近年、子ども達をとりまく通学路の状況は、残念ながら、ますます深刻化しているように言われています。

テレビや新聞などでよく報道される話題だけでも

  • 少子化によるあそび仲間の減少
  • 自動車の普及や都市化の拡大によるあそび場の減少と交通事故の多発
  • 受験等の社会的な競争激化によるあそび時間の減少
  • 地域コミュニティの崩壊とテレビゲームの普及等によるあそび方法の変化

などなど、様々な指摘がされています。

さらに追い討ちをかけるように、子どもを狙った凶悪犯罪・虐待の増加による子どもの安全そのものが脅かされるというショッキングな問題が世間を騒がせています。

ニートや引きこもり、不登校の増加も、決してこれらの問題と無関係ではないように思われます。

このように、子どもたちと通学路を取り巻く社会状況は、非常に複雑で深刻化してきています。

これまで、通学路の問題については、教育、防犯、防災、環境といったそれぞれの専門家が、個別に論じることはありました。

これからは、通学路の安全・安心と、子ども達の豊かなふるさとを守るため、今こそ「通学路」としての総体をとらえた理論を構築し、問題解決に向けた一体的な議論を展開する必要性が生じているのではないでしょうか。

通学路は、子ども達が現実の世界を体験として実感する最初で最後の砦です。通学路を理解することは、子どもの世界を理解することでもあります。このステップを踏まないと、子どもは自分のふるさとを実感できなくなります。

そこで、私は決意しました。
自分がこれまで身に着けた知識、経験、理解、技術を世の中の親達、大人達に紹介しようと。
そして、子ども達に豊かなふるさとの思い出を手に入れる権利を回復してもらおうと。

難しそうに聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。ほとんどの人が、子ども時代になんとなく経験したことを、思い出し、気がついてくだされば、理解できることです。

1つ1つは、大人から見れば些細な、小さなことばかりです。私はそれを1つ1つ拾い上げて、楽しく豊かな通学路の世界を築き上げていきたいと考えています。

それが、現在の教育問題解決の一助になるのではないか
わが国をはじめとした子ども達の未来をもっと豊かで幸福な社会とするための一助となるのではないか
私はそう考えています。

皆さんはどう思いますか?

通学路に求められる機能とは!?

通学路に求められる「機能」は大きく4種類に分類できます。

これは、私が提唱する通学路の概念です。いまだどこの専門書にも載っていません!(と思います。たぶん。)
この4つの機能から見て、最もバランスのとれた通学路が、より優れた通学路であると考えます。

第1の機能は、本来の通学利用の機能です。
以下、「通学路利用」といいます。

通学路利用の観点では、学業のために日々歩く子ども達を、いかに自宅から学校まで安全・確実に、効率的に移動させるかが目的となります。
いわゆる利便性の追求であり、通学時間をいかに短縮し、無駄な時間を除くかが命題となります。
従来から学校や家庭が主体となって取り組んできた分野であると言えます。

第2の機能は、通学路の防災機能です。
以下、「通学路防災」といいます。

通学路防災の観点では、地震、洪水、土砂災害、火災、落雷、交通事故、転落事故などの災害や事故から、いかに子どもたちの安全を確保するかが目的となります。
国土交通省をはじめとした建設行政等が専門とする分野です。

第3の機能は、通学路の防犯機能です。
以下、「通学路防犯」といいます。
通学路防犯の観点では、いかに子どもたちを犯罪や非行・虐待から防ぎ、守るかが目的となります。
警察をはじめとした治安維持機関等が専門とする分野です。

第4の機能は、通学路の環境としての機能です。
以下、「通学路環境」といいます。

通学路環境の観点では、優れた自然や文化、食材、人間関係に恵まれ、公害や環境破壊やストレスのない、豊かで快適な生活を子ども達に与えるだけでなく、いかに子どもたちに豊かな「思い出」を与えられるかが目的となります。
特定の専門機関はありませんが、様々な分野から取り組みがなされている幅広い分野であると言えます。

戦後の高度経済成長時代に最も優先されたのは、通学路の防災でした。
バブル経済期に通学路の環境についての見直しがあり、改善が進んだかに見えました。
バブル崩壊後、通学路の効率的利用のニーズが高まっているようにも思えます。

しかし現在、最も話題になっているのは、残念ながら通学路の防犯です。
そして逆に、最も犠牲になっているのは、通学路の環境ではないでしょうか。

これらの機能間には、相互に作用しあう相関関係があります。
どれか1つの機能を優先すれば、他の機能が犠牲になることもありますし、相乗的に効果が高まることもあります。

これからは、「通学路利用」「通学路防災」「通学路防犯」「通学路環境」の4つの観点、異なる専門領域から見て、地域の条件にバランスよくマッチしてそれぞれの機能が優れている通学路こそが、理想の通学路像になるのだと思います!

みなさんも、これからの理想の通学路像について、一緒に考え、行動してみませんか?

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